みかん山から-2020/11/30

みかん山から2020年11月30日

12月も間近、ようやく冬の気配を安定して感じるようになりました。つい先日まで20度を超える日が一週間ほど続いたこともあって、あたりを飛び交う蚊を眺めながら「もしかしたらカメムシが大発生するかもしれない……」とドキドキしていましたが、何とか免れ、ホッと胸を撫でおろしています。

11月1日から12日にかけて、豪雨災害で被災したきばる園地の泥出しを行いました。復旧作業に際しては、提携している生活クラブ親生会および連合会の皆様からの支援金を使わせていただきました。この場を借りて、深く御礼申し上げます。
重たい土砂はユンボで、樹の首回りはスコップを使って、泥をかき出しては運搬車で運ぶ。ただそれだけの作業ですが、想像以上に大変でした。

みかん山から2020年11月30日

みかん山から2020年11月30日

緒方会長いわく、「積もった泥は見た目の3倍ある」。まさにその通りで、いざ掘り出してみるとその量は3倍以上に膨れ上がりました。掘っても掘っても、終わりが見えません。これが高齢の生産者だったら、諦めてしまう人もいるかもしれない……率直に、そう思いました。

それでも、続ければ何とか終わるもので、別の場所へ運び出されて山積みになった土砂を眺めては「チリも積もれば山となるとは、このことだ」と思った次第です。
埋もれていたモノレールが顔を出したときには、思わず「よく頑張ったね~~~!」とモノレールに声をかけたくなるくらいでした。4か月間、土砂の重量によく耐えてくれました。

みかん山から2020年11月30日

さてみかん山は、一年で一番静かな季節を迎えています。草刈り機の音も、チェーンソーの音も今は聞こえず、「あとは収穫を待つばかり」と言うかのように、色づき始めた甘夏が風に揺れます。昨年の同時期の甘夏と比べると、少し色づきが早いようにも思います。

みかん山から2020年11月30日

みかん山から2020年11月30日

緑の果皮が、冷たい風に触れて徐々に黄色く染まっていく。
日ごとに変化していく甘夏がかわいらしく、季節の移ろいも目で見てわかります。

収穫まであと、2か月ほど。カウントダウンを楽しみながらも待ち遠しい、そんな日々が続きます。