みかん山から-2019/1/7

みかん山から2019年1月7日

新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様が健康で、笑顔の多い日々を過ごせますように。変わらぬお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。

年末から年明けにかけての寒波、皆さんがお住まいの地域に影響はありませんでしたか。水俣は幸い0度を下回ることはなく、みかんにとっても私たちにとっても、良い天候でした。
暖冬傾向とはいえ、思わぬ寒波がやってくることがありますので、天気予報にハラハラさせられる日々。あと1ヶ月半はこの緊張感が続きます。

寒さが深まるとともにみかんの色づきは加速し、甘夏は黄色から橙色へと変化しています。
また色づきだけでなく、味の方もグッと増してくる時期。12月20日に行った糖度検査では、甘夏は平均して前年比プラス0.5度、しらぬいに至ってはプラス1度を記録しました。期待が高まります。

さて年が明けると、みかん山は一気にせわしなくなります。
一面が橙色に染まっていたみかん山も、ところどころに収穫後の樹が増えてきました。農協に出荷する生産者の方々が収穫を進めているのです。聞くところによれば、早い方ではしらぬいを12月15日から収穫しているとのこと。
無理もありません。特に寒(かん)がたまりやすい田浦という地域では、他の地域では問題がなかったような寒波でも被害を受けることがあります。寒の影響を考えて早めに収穫し、保存を良くすることで味を上げていく。これも一つの技術と言えるでしょう。

しかしながら私たちは、まだ、我慢です。例年きばるでは、しらぬいは基本的に年明けから、甘夏は1月の中旬頃からボチボチ収穫を始めます。防腐剤やワックスを使っていないので、早く収穫してしまうと出荷の後半まで品質を保つことができないのです。頭でわかってはいても、周りで収穫しているのを見れば体がウズウズしてしまいます(笑)。

みかん山から2019年1月7日
みかん山に続々集まる、コンテナと収穫をする人々の車。

またどのタイミングで収穫を行うかも、悩むところです。特に今季は収穫増が見込まれるため、4月の半ばまで出荷を行うことを会で決めました。
出荷時期を延ばすためには、一定程度の実を樹に生らせたまま残しておかなければなりません。本来であれば樹がだれる(疲れる)ので、生産者としては避けたいところ。この状況を切り抜けるためには「この樹は樹勢が強いから長く残しておいても大丈夫」「外生りから収穫して中の方を残しておけば、寒にも当たりにくいし、樹も疲れにくい」など、それぞれの生産者が、自分の園の状況や樹の状態を見ながら、工夫を凝らす必要があります。

4月半ばまで出荷を行うのは初めての試みなので、不安はあります。ですが「甘夏」の名の通り、暖かくなってから食べるとよりいっそう美味しい柑橘ですから、お客様に喜んでもらえる味を提供するためにも、知恵を絞って、生産者同士協力しながら気張っていきたいです。
何より、豊作というのは喜ばしいこと。「売り切れました」とお断りする必要がないからです(笑)!2月、3月、4月と、それぞれの時期で甘夏も味を変えていきます。違いをお楽しみいただきながら、たくさん食べていただけたら嬉しいです。

みかん山から2019年1月7日
収穫を待つみかん山。いっとき嵐のさなか、台風の目のような静寂に包まれる。

生産者はモノレール周りの整備や倉庫の整理、コンテナを園に運んだり段ボールを準備したりなどなど、収穫と出荷に備えています。何よりも身体が資本ですから、自分の身体に油をさし、エンジンの様子を伺いながら待ち構えている状況です。風邪など引いてはいられません。

間もなく始まる、一年で一番大変な日々。きついのはわかっていますが、楽しみでもあります。ガイアではこの時期、お手伝いに来てくださる方も大募集中です!ひたすら甘夏を収穫し、箱詰めし、出荷する日々には、何とも言えない快感が伴います。ご興味のある方は、ぜひご連絡を!